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2021-12-02

インプラントのあれこれ

歯を失った場合、様々な治療法の中で1つである選択肢であるインプラントは、大きな特徴として、他の歯に負担をかけず、失った歯の部分の機能を再び戻すことができる事です。しっかり噛めるということが何よりではないでしょうか。

短所としては、外科手術ですので、患者様が健康であることが必須条件です。また治療期間もある程度長くかかりますので、不便な期間があるということを覚えておかなければなりません。そして自費診療となりますので、お金の負担の部分も良く考えなければなりません。

長所、短所を踏まえて良くご検討ください。市川歯科医院では随時インプラント専門医による無料インプラント相談を行っております。

治療期間が長い理由

インプラントは、チタン製のねじ状の金属です。これを顎の骨に埋め込み、歯の土台とするわけです。金属と骨ですので、これが自然に結合するまでには1~4カ月必要となります。しっかり土台を作らないと、いくら良い上部構造を作っても、歯の機能回復は望めません。数ヶ月後にもう一度インプラントにアバットメントという器具を取り付けますが、これも1度目よりは大変ではありませんが、歯茎を開く手術を行います。ここでも歯茎が治るまで数ヶ月が必要です。土台ができた時点で、上部構造を作っていきます。インプラント治療には最低半年から1年はかかると思ってください。

タバコの影響

タバコはインプラント治療に悪影響を及ぼします。歯茎の傷の治りが遅くなり、感染症のリスクを伴います。また骨とインプラントの結合を遅らせます。できる限り禁煙、それが難しい場合は、治療期間はタバコの本数を減らすことが望ましいです。

インプラントができないケース

一番最初に患者様自身が健康体であることが必要という話をしましたが、成長過程の方、免疫不全症の方、抗がん剤にて治療中の方、放射線治療を受けている方、ホルモン治療を受けている方、チタンアレルギーの方、骨粗しょう症のお薬を服用されている方、持病がコントロールできていない方など、インプラントができない場合もあります。必要に応じて、内科の先生と相談して治療を進める場合もあります。

手術後の痛みや腫れ

歯肉を切り開いたり、骨にインプラントを埋め込んだりしますので、全くお痛みが出ないことは稀です。腫れや痛みが出ても、1日程度、長くて数日でしょう。お痛みが強くなる場合は、医院で再度診てもらいましょう。

治療中の仮歯

歯がない部分があるわけですので、仮歯を入れたくなるかもしれません。状況により、仮歯が入れられるケース、入れられないケースがありますので、この点も含めてインプラントを検討しましょう。

インプラントが結合しなかった

稀に埋めたインプラントが骨と結合しない場合があります。インプラントを除去し、埋入した部分の骨に再生治療をし、再度インプラントを埋める手術をします。常に問題点はないかチェックしながら進めますし、患者様も気になる点がありましたら、医師に相談してください。

インプラントについてはこちらもご覧ください。

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